大腸内視鏡検査について

今回は当院で施行している大腸内視鏡検査(予約要)について看護師からお伝えします。

《大腸内視鏡検査とは…》
検査前日から下剤にて大腸をきれいにした後、直径1㎝あまりの内視鏡を肛門より大腸の最深部(盲腸)まで挿入し、ポリープ・腫瘍・炎症・その他異常がないかを直接観察する検査です。

《下記のような方へ大腸内視鏡検査をお勧め致します》
便潜血検査が陽性
以前大腸にポリープがあると言われた方
便秘と下痢を繰り返す
便が細くなった
便に血が混じる
腹痛・貧血などの精密検査

《大腸内視鏡検査でわかる主な病気》
・大腸ポリープ
・大腸がん
・潰瘍性大腸炎などの大腸炎症性疾患
・大腸憩室症
・直腸潰瘍  など

《検査までの流れ》
当院で大腸内視鏡検査を受けていただくには、事前に受診し医師の診察を受けていただきます。医師が大腸内視鏡検査が必要であると判断した場合、検査の予約と説明をさせていただきます。現在内服中の薬がある方は、内容確認をさせていただきますので、お薬手帳の持参をお願いします。ご本人の健康状態や排便状況を確認し、この日に検査前々日からの食事方法指導と検査内容の説明、下剤のお渡し(当日来院の方のみ)、検査日の予約、採血(入院日にする場合もあり)をします。当院では、毎週土曜日に大腸内視鏡検査を行っています。検査前日の夕飯後から下剤を飲んでいただきます。
すでに下血していたり、高齢者で当日移動が不安などの場合は、検査前日の夕方から入院して病院で下剤開始してもらうこともできます。前日入院・当日来院のどちらを選ばれましても、長時間院内に滞在する事になります。
癌疑いで生体組織診断に何箇所か検査した場合やポリープ切除した場合などは1泊入院となり、日曜日退院となることもあります。そのため、院内に入っていただく前にまずはコロナ検査(NEAR法)をさせていただき、陰性が確認されてから院内へ入っていただくことになります。ご了承ください。

《検査前日入院の場合》15:00に当院へお越しください
コロナウイルス検査(NEAR法)陰性が確定しましたら、お電話にて結果をお伝えしますので入院の荷物を持って当院受付へお越しください。入院時の検査をさせていただき、お部屋へとご案内致します。夕飯は消化の良い低残渣食を提供させていただきます。夕飯後からは医師の指示があるまで絶食となります。飲水(水・お茶のみ)は可能です。夕飯後に看護師から下剤の飲み方の説明がありますので、指示に従い下剤を内服してもらいます。

《検査当日来院の場合》8:00に当院へお越しください
当日来院の方は、事前受診時にお渡しする下剤2種類をプリント指示に従い検査前日にご自宅で内服していただきます。夕飯後からは医師の指示があるまで絶食となります。飲水(水・お茶のみ)は可能です。そして、検査当日8:00に来院していただきます。コロナウイルス検査(NEAR法)陰性が確定しましたら、お電話にて結果をお伝えしますので当院受付へお越しください。お部屋へとご案内致します。

検査当日の流れ
ここからは、前日入院の方と当日来院の方同じ動きになります。
お部屋にてニフレック(大腸洗浄剤2L)を2時間かけて飲んでもらいます。大腸が空っぽになり、排便が透明の水様になりましたら、大腸内視鏡検査へ誘導させていただきます。そこで、検査用の使い捨ての紙のズボン(200円)に履き替えていただきます。大腸の動きを抑制する注射をさせていただき、検査開始となります。
検査の時間は、およそ15分から30分程度です。
なんらかの病変があり、EMR(内視鏡的粘膜切除術)が施行された場合は、その後の出血確認と止血剤の点滴のため、検査日から1泊2日の入院《日曜日に退院)となります。
検査終了後、担当医師よりモニターを見ながら検査結果の説明があります。

《検査担当医師のご紹介》
大腸内視鏡検査を行うのは、消化器内科・消化器外科(日本内科学会認定医・日本緩和医療学会認定医)の院長の次男先生が行います。毎週土曜日に大腸内視鏡検査・胃カメラ・腹部エコーなどの検査と診察を行っております。※次男先生の診察をご希望される方は、次男先生がお休みの時もございますので、お電話か当院受診時にスタッフにお確かめください。
以上
大腸内視鏡検査のご案内でした。
お気軽に当院へお問い合わせください。

診療時間
※ 平日 8:30〜12:30
14:30〜18:30
土日祝日 8:30〜12:30
14:30〜17:00
TEL 0596-58-7067