人工透析
当院では、患者さんが安心して透析治療を続けていただけるよう、透析治療だけでなく、栄養管理、リハビリテーション、シャント管理、フットケアなどにも取り組んでいます。医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士(PT)・管理栄養士などの多職種が連携し、患者さん一人ひとりの状態や生活に合わせた透析医療を提供しています。
当院の透析の特徴
当院では、患者さんが安心して透析治療を継続できるよう、治療環境の整備だけでなく、通院支援や栄養管理、リハビリテーション、シャント管理など、透析生活を幅広くサポートしています。
多職種による透析医療
医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士(PT)・管理栄養士などが連携し、それぞれの専門性を活かしながら患者さんをサポートしています。
透析治療だけでなく、食事や水分管理、運動、シャント管理、フットケアなどにも取り組み、患者さんがより安心して透析生活を続けられるよう努めています。
入院透析にも対応
当院は、入院設備を備えた有床診療所です。
体調の変化などにより入院が必要となった透析患者さんについても、入院中に必要な透析治療を継続できる体制を整えています。
合併症を含めた全身管理
透析治療を受けている患者さんについても、全身の状態を確認しながら診療を行っています。
患者さんの状態に応じて腹部エコー検査・腹部CT検査などを行うほか、透析に伴う合併症や糖尿病の管理にも対応しています。
災害・停電・断水への備え
透析治療では電気や多くの水を使用するため、災害時への備えも重要です。
当院では、万が一の災害や停電・断水などに備えて、自家発電設備と貯水タンクを設置しています。非常時における透析医療の継続を考慮し、設備面からも備えています。
透析時間・曜日
当院では、月曜日から土曜日まで透析を行っています。月曜日・水曜日・金曜日は夜間透析にも対応しています。
| 透析室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前透析 8:30~ | 〇 | ▲ | 〇 | ▲ | 〇 | ▲ | - |
| 午後透析 13:00~ | 〇 | - | 〇 | - | 〇 | - | - |
| 夜間透析 18:00~ | 〇 | - | 〇 | - | 〇 | - | - |
▲:入院患者さんの透析に、必要に応じて対応しています。
透析時間やベッドの空き状況については、お気軽にお問い合わせください。
安心して透析を続けていただくための環境
透析設備
患者さんが落ち着いて透析治療を受けていただけるよう、院内環境を整えています。
- 透析ベッド10床
- 各ベッドに無料でご利用いただける液晶テレビを設置
- 感染症対策として個別透析室1床を設置
また、透析治療に使用する水や透析液について定期的な水質検査を実施し、適切な水質管理に努めています。
無料送迎
通院が難しい患者さんを対象に、ご自宅と当院間の無料送迎を行っています。
車椅子をご利用の方にも対応できるよう、車椅子対応車両もご用意しています。
送迎可能なエリアやご利用方法については、専用ページをご覧いただくか、当院までお問い合わせください。
▶ 無料送迎の詳しいご案内はこちら
※夜間透析では送迎を行っておりません。
お仕事と両立しやすい夜間透析
当院では、月曜日・水曜日・金曜日に18:00からの夜間透析を行っています。
日中にお仕事をされている方などにも治療を継続していただきやすいよう、生活スタイルに合わせた透析環境を整えています。
※夜間透析では送迎を行っておりません。
臨床工学技士によるサポート
当院では、臨床工学技士が透析治療に携わっています。
透析装置をはじめとする医療機器の管理や定期的な点検・メンテナンスを行い、患者さんが安心して透析治療を受けられる環境の維持に努めています。
シャント管理・エコー下穿刺
透析治療を安定して継続するためには、血液の出入り口となるシャントを良好な状態に保つことが重要です。
当院ではシャントの状態を確認し、穿刺が難しい場合には、エコー(超音波)で血管の位置や状態を確認しながら行う「エコー下穿刺」にも対応しています。
また、シャントの狭窄などによりPTA(経皮的血管形成術)などの治療が必要と判断された場合には、連携する医療機関へご紹介します。
栄養指導
透析治療を受けている患者さんにとって、日々の食事や水分の管理は大切です。
当院では、患者さん一人ひとりの体調や生活状況に合わせて、食事や水分摂取についての栄養指導を行っています。無理なく日常生活に取り入れていただけるよう、管理栄養士がサポートします。
リハビリテーション
当院では、理学療法士(PT)によるリハビリテーションを行っています。
入院中のリハビリテーションに加えて、患者さんの状態に応じて透析中の運動指導にも対応し、体力や身体機能の維持をサポートしています。
フットケア
透析患者さんは、血流の低下や糖尿病などの影響によって、足の傷や皮膚のトラブルに注意が必要な場合があります。
当院では月に1回、看護師が患者さんの足の状態を確認するフットチェックを行っています。足の傷や皮膚の変化などを定期的に確認し、トラブルの早期発見に努めています。
初めての方・転院希望の方・ゲスト透析の流れ
当院で新たに透析治療を開始される方や、現在通院している医療機関からの転院を希望される方、旅行・帰省・出張などに伴うゲスト透析をご希望の方は、まずは当院までお問い合わせください。
初めて透析を受けられる方・転院をご希望の方
現在通院中の医療機関がある場合は、紹介状や透析条件などの診療情報をご用意いただき、まずはお電話でご相談ください。
患者さんの状態や現在の透析条件、通院方法などを確認し、当院での透析スケジュールについて調整します。
ゲスト透析(臨時透析)をご希望の方
旅行・帰省・出張などで一時的に当院での透析を希望される方を対象に、ゲスト透析(臨時透析)を受け入れています。
現在通院されている透析施設と必要な情報を共有し、透析日程や透析条件を確認したうえで受け入れを行います。
STEP 1 お問い合わせ
透析をご希望の日程について、事前に当院へお問い合わせください。
STEP 2 透析条件・診療情報の確認
現在通院されている透析施設から、紹介状や透析条件、診療情報など、受け入れに必要な情報をご提供いただきます。
STEP 3 日程・透析条件の調整
いただいた情報をもとに受け入れの可否を確認し、透析日時や透析条件を調整します。
STEP 4 透析開始・ゲスト透析
調整した日時にご来院いただき、当院で透析治療を受けていただきます。
※ベッドの空き状況や透析条件などにより、ご希望に添えない場合があります。
※転院やゲスト透析をご希望の場合は、日程に余裕をもって事前にお問い合わせください。
人工透析とは
人工透析とは、腎臓の働きが大きく低下した患者さんに対して、腎臓の代わりに血液中の老廃物や余分な水分を取り除く治療です。
腎臓には、血液をろ過して老廃物や余分な水分を尿として排出するほか、体内の水分量や電解質のバランスを整えるなど、生命を維持するうえで大切な役割があります。腎機能が大きく低下すると、これらの働きを十分に行うことが難しくなるため、人工透析などによって腎臓の機能を補う必要があります。
人工透析が必要となる主な原因
人工透析が必要となる背景には、さまざまな腎臓の病気があります。代表的なものには以下があります。
- 糖尿病の影響による糖尿病性腎症
- 高血圧や動脈硬化などに伴う腎硬化症
- 慢性的な炎症による慢性糸球体腎炎
- 多発性嚢胞腎などの遺伝性疾患
血液透析について
血液透析では、患者さんの血液を体外へ取り出し、透析器(ダイアライザー)を通して老廃物や余分な水分を取り除いたあと、きれいになった血液を体内へ戻します。
一般的には定期的に医療機関へ通院し、決められた時間・回数で治療を継続します。
透析生活を安定して続けるために
透析治療を受けながら体調を安定させるためには、透析治療だけでなく、日々の食事や水分摂取、適度な運動、服薬、シャントの管理なども大切です。
当院では、透析治療とあわせて栄養管理やリハビリテーション、フットケアなどにも取り組み、患者さんができる限り安心して日常生活を送れるよう、多職種でサポートしています。
